2026年5月に実施された「future Review」のバージョンアップから、早くも約3ヶ月が経ちました。
今回のアップデートでもEC事業者なら誰もが待ち焦がれた魅力的な機能がズラリと揃い、導入を進めた店舗様も多いのではないでしょうか。
この3ヶ月間、実際に本番環境でじっくり運用を回してみたところ、「キタコレ!」と感動したポイントがある一方で、「あんまり恩恵を感じないな…」というポイントもあったので、今回は、追加された6つの新機能を現場目線で徹底検証!
2026年5月追加の新機能をおさらい
深掘りに入る前に、今回のアップデートで拡張された機能群をサクッとおさらいしておきましょう。
| 分類 | 機能名 | アップデートの概要 |
|---|---|---|
| 活用範囲の拡大 | 構造化データ対応 | 商品ページの評価平均や件数を自動でschema.org(JSON-LD)出力 |
| レビューのピックアップ表示 | トップやLPなど任意の場所に最大50件の特定レビューを埋め込み | |
| 商品一覧のレーティング表示 | グループ・検索結果一覧に★評価とレビュー件数を表示 | |
| 全レビュー表示ページ | ショップ全体のレビューを集約した専用一覧ページを生成 | |
| 運用負荷の軽減 | 自動掲載判定&NGワード設定 | 安全な投稿を即時公開し、NGワード該当分のみ未処理へ振り分け |
| 効果の可視化 | 専用ダッシュボード | 表示回数、投稿数、獲得経路、依頼メール反応率を一元可視化 |
2026年5月18日・future Review バージョンアップ情報
SaaS型ECサイト構築プラットフォームfutureshopは、ECサイトリニューアル・立ち上げに選ばれています。利用中の5店舗に1店舗は年商1億円突破。CMS機能「commerce creator」では、さらにデザインの自由度が向上。定期的にバージョンアップを実施し、常に最新のシステムが利用できます。

構造化データ対応(schema.org)
構造化データってなんぞ?と思うかもしれませんが、この機能は、商品ページに記載されているレビューの評価平均や投稿件数を、Googleなどの検索エンジンが正しく解釈できる形式(schema.orgに準拠したJSON-LDタグ)で自動出力してくれる機能です。
なので、サイトに訪れたユーザーのCVRを劇的にあげるような機能ではありませんが、Google検索などで商品を調べているユーザーに自社の商品がどんな評価をされているのかをアピールできたり、昨今のAIによる要約で引用される可能性が高くなるので、検索結果でのCTR(クリック率)を上げる要因になります。
レビューのピックアップ表示機能
これまでは商品詳細ページでしか見せられなかったレビューを、トップページや特集LPなどサイト内の好きな場所にパーツとして埋め込める機能です。
高評価なもの(★4以上など)や特定のレビューを最大50件までピックアップして、表示用のタグを表示したい場所に設置するだけで簡単に掲載できます。

標準のレビュー機能では全レビューを表示することはできましたが、ピックアップ表示までできなかったので、有用性がかなり高くなっています。
少し残念なのが、店舗当たり、作成できるピックアップ数は1件なので、複数パターンを作成することはできないので注意です。
商品一覧ページでのスターレーティング・件数表示
カテゴリ一覧や検索結果画面などの「商品一覧」において、サムネイル画像や商品名と並べて★評価(平均値)とレビュー件数を表示できる機能です。
実はアップデートする前から商品一覧には表示することができていたので、私としては「もう表示できてたんだけどな…?」状態で、新鮮さは感じられなかったのが正直なところです。

商品ページ用レビュー表示タグを商品一覧ページで使うことができていたのですが、今回正式に商品一覧ページ用のタグが出力されるため、今後のアップデートでの表示崩れのためにも、それぞれ専用のタグを使う方が良さそうです。
何はともあれ、検索結果でどの商品が人気かが一目でわかるようになるので、使わない手はありません。

全レビュー表示機能
特定の商品だけでなく、ショップ全体に投稿されたすべてのレビューを1つのページにぎゅっと集約して表示できる「レビュー専用一覧ページ」を自動生成する機能です。
全レビュー表示機能は、標準では存在した機能だったので、私としては今回のアップデートでは大本命でした。
レビュー依頼メールには「こんなレビューをいただいています」という流れの中でのリンクとして使用しています。

使い方としては、フリーページを一つ作り、全レビュー表示用のタグを貼り付けるだけで使えるので、ものの数分で実装が完了します。詳しい手順は「全レビュー表示機能」の「事前に必要な設定」をご覧ください。

レビューの自動掲載判定機能
この機能は、投稿されたレビューをシステムがリアルタイムでチェックし、あらかじめ設定した「NGワード(非掲載判定ワード)」が含まれていなければ即座に自動公開し、含まれている投稿のみを「未処理(目視確認用)」へ振り分ける自動化機能です。
毎日何件ものレビューが集まって一件一件確認するのが大変、というショップさんや人員がそこまで割けないショップさんには嬉しい機能なんじゃないかなと思います。
ただ、自動というのがネックでして、事前にNGワードの調査が必要なので、この機能を使い始めるには調査に時間がかかることを想定する必要があります。
NGワードの念入りな調査を怠ると、「配送が遅かった」「箱が潰れていた」といった商品以外の不満や、不適切なコメントがそのまま自動公開されてしまうリスクがあります。
専用ダッシュボード機能
この機能は、レビューの表示回数、実際の投稿数、依頼メールの開封率・反応率、さらにはレビュー経由の注文成果などを数値・グラフで一覧確認できる集計画面です。
レビュー投稿のきっかけ(流入元)を知ることもできるので、依頼メールの内容の見直しタイミングの指標にしやすい機能でもあります。
【最後に】おすすめ設定見直しリスト
最後に、今すぐ自社サイトで実践できる「見直しチェックリスト」を作成しました。ぜひ一度、管理画面を開いてチェックしてみてくださいね!
- 一覧ページの「0件表示」の見せ方をチューニングする
レビュー件数が多い順を初期設定にしたり、未評価商品の見せ方を調整したりしてみましょう。
- 「非掲載判定ワード」に最新のクレーム傾向を反映する
直近で増えたお問い合わせ内容や、自動公開したくないキーワードを追加して精度を上げましょう。
- 主要LPやトップページに「ピックアップパーツ」を置いてCSSを整える
サイト全体のトーン&マナーに合わせてフォントや余白を微調整し、説得力抜群のページに仕上げましょう。
今回のアップデートをただのシステム更新で終わらせず、ぜひ「売れる仕組み」として最大限に使い倒してみてください。
Author / 執筆者
mimihokuro
ECのWebデザインからコーディング、マーケティングと幅広く担当している現役Webデザイナー兼コーダーです。futureshopを使ったサイト構築を得意としています。